ウイルスの脅威
ウイルスの脅威

常駐ウィルスの種類と増殖戦略

常駐ウィルスは高速感染タイプと低速感染タイプに大別されます。高速感染タイプは感染できるファイル全てに感染します。これが大きな脅威となる事はすぐに分かるでしょう。悲惨な例ですが、ウィルス対策ソフトが感染してしまうということがあります。ウィルス対策ソフトは、すでにあるウィルスに対しては有効ですが、ウィルスデータベースにないウィルスには対応できませんから感染してしまうということも考えられるのです。

ウィルス対策ソフトが高速感染タイプに感染するとどうなるでしょう?ウィルス対策ソフトには当然の機能として、コンピュータ全体をスキャンする機能を持っています。つまり、コンピュータにある全てのファイルにアクセスすることになります。ですから、高速増殖タイプに感染した状態でスキャンすれば、コンピュータ上の全ての実行ファイルがウィルスに感染してしまうのです。

しかし弱点もあります。ウィルスが増殖すると、当然ながらウィルスの活動も増殖するわけですが、増えすぎることによってウィルス対策ソフトに見つかりやすくなってしまうのです。

低速増殖タイプはこの弱点をカバーしたもので、増殖速度が遅い代わりに見つかりにくく、徐々に感染が広まっていきます。中には、感染したファイルがコピーされるときにのみ増殖をするというようなものもあります。

ウィルス対策ソフトのデータベースやアルゴリズムが進歩した現在では、低速増殖タイプの方が脅威は大きいと言われています。