ウィルスの歴史
クリーパーウィルスというウィルスが最も古いウィルスであると言われています。ARPANETと言われる軍事用のネットワーク上のウィルスで、このウィルスはモデムを利用して勝手にダイアルし、別のコンピュータに接続して増殖します。クリーパーウィルスという名前の由来は、このウィルスに感染したコンピュータでは「I'M THE CREEPER : CATCH ME IF YOU CAN(私はクリーパー。捕まえられるものなら捕まえてごらん)」というメッセージが表示されるためです。このウィルスを駆除するプログラムはすぐに開発されましたが、実はウィルスを作った張本人が、被害が拡大しすぎたためにあわてて作ったとも言われています。
比較的小規模のコンピュータに感染するウィルスのうち、最初に有名になったものは「Rother J」というウィルスで、フロッピーディスクを経由して広がるようになりました。ちょうどAppleDOS3.3が普及していた頃で、このころはフロッピーを主なメディアとして使っていました。もともとは高校生作ったもので、ふざけてゲームと一緒に配布したことが感染の始まりだと言われています。
その後、モデムによる通信の技術が発達してくると、BBSなどを通じてウィルスが拡大するようになります。
1990年代になると、マクロウィルスというウィルスが猛威をふるいます。マクロとは、ワードやエクセルに搭載されているマクロ機能の事で、急速に感染が広がりました。言い換えればこの当時、マイクロソフトオフィスは圧倒的なシェアを占めていたと言えるでしょう。
現在ではインターネットだけでなく、インスタントメッセージなどを通じて広がったり、あるいはクロスサイトスクリプティグなどを利用するなど、新たな感染経路が現れてきています。
